ブレイクダンスの技、トーマスができるようになるやり方とコツを

初心者でも分かりやすく、躓きやすいポイントも踏まえてご紹介します。

・今からトーマスを練習しようとしている
・トーマスの練習中だけれども上手くいかない
・連続で周せない

こういった部分で悩んでいるbboy、

トーマスをマスターしたい方におすすめしたい記事になります。

基本的には初心者の方でも分かりやすいように解説しておりますので、

完全にマスターしたい方におすすめです。

今回参考にした動画はこちら↓

ここで記載している要所のポイントややり方が、

動画で見れます。

 

 

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地面に手をついて足を浮かせて周る技

ブレイクダンスのトーマス

 

ウィンドミル・ヘッドスピンと並んで、ブレイクダンスの代表的な技でもある、

ブレイクダンスのトーマスは、正式名称で「トーマスフレア」という技になります。

元々は体操の技でしたが、ブレイクダンスでも取り入れられるようになりました。

技の特徴としては、手のみ地面につけて、足を開脚して回転するところにあります。

 

一度習得してしまえば、応用力も非常に効く技なので、

パワームーバーを目指すなら、必ず習得しておきたい技。

ちなみに一般的なイベントや文化祭などでは受けがいいです。

 

パワームーブの中でも中級レベルの難易度

 

パワームーブ(回転技)全般的に言えることですが、

トーマスはできるようになるのが、人によって

早い・遅いがはっきり分かれる技です。

ちなみに筆者は2周以上回すことにかなり時間がかかりました。

 

早い人だと、1ヶ月程度で2〜3周を回すことができます。

遅くても、半年はしっかり練習すれば、2〜3周は絶対に回すことができます。

ただし、足が擦らないようにしたり、

腰の高さを上げたい(クオリティを上げたい)場合は、もう少し時間がかかるでしょう。

 

個人的にはクオリティアップにのみ必要

ブレイクダンスの筋トレ
良く質問にあることで、トーマスを覚えることに筋トレが必要か?

と聞かれることがあるのですが、個人的に言うとトーマスの練習さえしていれば、

必要な筋力がつくので、

トーマスの練習以外での筋トレはぶっちゃけいらない派です。

 

ただし、トーマスそのもののクオリティをさらに高めたい・変わった繋ぎ方をしたいと言う場合は、

ある程度筋力があった方が、結果的にできやすいので、

腕立て伏せやインナーマッスルを鍛えることはありかなと思います。

 

あと、筋トレをしておいた方が、手首の怪我予防などにもなるので、

経験的にやっておいて損にはならないです。

腕立て伏せ種類別!筋肉の部位別に効果の出るやり方・回数・コツ

 

やり方…の前に、準備したいこと

 

特に初心者の方は読んでおいて欲しいのですが、

可能な限り以下のポイントは準備はしておきましょう。

  1. トーマスの練習時は必ず運動靴
  2. 長ズボンを履いておく
  3. 少し広めのスペースで、床はツルツルの方がいい
  4. 絶対に柔軟をしておく
  5. テーピングを手首にしておいた方が無難

 

トーマスの練習時は必ず運動靴

トーマスのしやすい靴
トーマスの練習をする際、最初の内は靴が重いものでやると、

足を上げにくかったりするので、一般的な運動靴でやりましょう。

ちなみにトーマスの練習は靴が擦れまくってボロボロになるので、

なるべく汚れてもいい靴で練習しましょう。

靴の選び方はこちら↓

ブレイクダンスで使用する靴(シューズ)の間違いない選び方

 

長ズボンを履いておく

トーマスには長ズボン
トーマスの練習は、足を擦りながら覚えるといっても過言ではないので、

なるべく長ズボンを履いて練習するといいでしょう。

最初は膝の横あたりが摩擦で擦れて皮がむけたりしますので、

予防しましょう。

スボンはディッキーズが丈夫でおすすめです↓

ブレイクダンスやるならdickies(ディッキーズ)のズボンがオススメ!

 

少し広めのスペースで、床はツルツルの方がいい

絶対に足が他の人に当たったりしないようにしましょう。

それと、床がツルツルの方が、滑りやすいので、

初めはやりやすいです。

 

絶対に柔軟をしておく

トーマスに必要なストレッチ
トーマスをやる場合は、特に柔軟をしていた方がいいです。

手首と股関節の柔軟は、十分にしておきましょう。

開脚する時と、手をつく時に、怪我しないようにするためと、

うまく回れるようにするためにも必須です。

股関節ストレッチ!180度開脚が1ヶ月でできる方法・裏技・効果を紹介

 

テーピングを手首にしておいた方が無難

ブレイクダンスのチェアーにはテーピング

足を上げて腰を回す際に、必ず手を地面につきます。

その時に手首に負担がかかってしまい、

怪我しやすくなるので、テーピングを手首にしておいた方が無難です。

 

 

トーマス1周目 – 入り方

ブレイクダンスのトーマスの入り
トーマスをするための最初の構えといいますか、

立ち方と手のつき方を総じてトーマスの「入り方」といいます。

トーマスの入り方はいたって簡単で、

左チェアーの場合、その場で大股を開いて地面に左手をつくだけです。

右チェアーの場合はその逆です。

この入り方が一番ベーシックな入り方になります。

 

他にもバックトーマスという入り方もありますが、

今回は省きます。

 

トーマス1周目 – 足の出し方・振り上げ方

トーマス
先ほどの入り方から、左足を右足のかかとに当てるように地を這いながら振ります。

初めの内は左足の小指側を地面に擦らせるように振る練習をしましょう。

左足を振る時の意識としては、

・足の爪先は伸ばさずに足首をL字で固める
・左足は遠くに円を描くように振る
・腰も足を振る時に右から前に円を描くように出していく

このあたりを意識していきましょう。

 

右足をあげる時ですが、左足が右足に当たる直前に、

右斜めに足を遠くに上げてください。

ここでのポイントは、「右足は絶対に上げたら開脚を固定」と覚えてください。

 

最初の入り〜足の振り上げで遠心力をしっかり掴まないと、

トーマスの前〜後ろまでの動きが失速するので、

最初の足の出し方・振り上げ方はしっかり体に覚えさせましょう。

絶対に初心者でありがちなのは、足を蹴るようにまっすぐ前に出してしまい遠心力がつかなくなってしまいますので、

この練習はトーマスでも一番大事です。

 

そして「足の出し方・振り上げ方」の最後に大事なポイントは、

・両足を上げたらすぐに右手を地面につく

ここは腰を落とさないようにするためにも必ず覚えておきましょう。

 

トーマス1周目 – 手のつき方・腰の引き方

トーマス1週目 - 手のつき方・腰の引き方
先ほどのレクチャーでは、トーマスの前の動きの部分のレクチャーになります。

次は、後ろに腰と足を引く動きのレクチャーになります。

 

両足を開脚・両手を後ろについた状態から、

足と腰を後ろに回します。

重要なポイントは、

・両足が前に出た瞬間に、右足を素早く左側の地面近くに振る
・左に振った右足は体の真後ろに振り抜くイメージ
・左足は上げた状態で絶対にキープ(開脚もキープ)
・腰も同じように前から左に旋回するように後ろに回す

この4つです。

そして「手のつき方・腰の引き方」でも最後に重要なポイントは、

・両足を後ろに振ったらすぐに左手を地面につく

です。

トーマス1周目 – 足と腰の前に持っていき方

 

先ほどのレクチャーでは、トーマスを後ろに持っていく動きの部分のレクチャーになります。

次は、後ろの腰と足を前に持っていく動きのレクチャーになります。

前にまで持っていければ、トーマス1周はできたことになります。

 

後ろに来た足と腰を前に持っていく重要なポイントは、

・開脚をキープ
・右足も上に絶対にキープ
・左足を一番初めに振ったように上から下に円を描くように振る
・腰を右側に円を描くように振る

この4つです。

 

そして「足と腰の前に持っていき方」でも最後に重要なポイントは、

・左足を前に振ったらすぐに右手を地面につく

です。

 

トーマスで腰が落ちてしまう場合

 

トーマスで腰が落ちるという悩みをよく聞きます。

腰が落ちる原因で、最も多いのは、

一番最初の入りから一番最初の足を振る際に、

遠くから足を振らずに地面を蹴るようにして、

足を顔の真上に上げてしまうことがほぼほぼの原因になります。

しっかりと遠くから足を振り上げて、開脚した状態で足をキープしましょう。

あとは手を素早く引いて着くことも腰を落とさないポイントです。

 

トーマスの遠心力をうまく掴めない

 

遠心力は、最初は中々身につきにくいです。

足と腰を円を描くように、遠くに飛ばす意識を心がけてください。

そして、足を擦ってでも、足を振って、回すことで感覚を掴みましょう。

この際に、絶対に膝を曲げないようにする意識も大事です。

 

基本的には2周目は1周目の反復練習

ブレイクダンスのトーマス
トーマスが足を擦りながらでも、1周回せるようになったら、

基本的には1周目の反復練習です。

 

トーマス2周目にチェックするべきポイントは、

・足の開脚が常にできているか?
・足を上にあげた際にキープできているか?
・手を素早くつけているか?

ここが重要だと思います。

 

次のページでトーマスのバリエーションを覚えよう!

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