手首や指の付け根の関節あたりにできるしこり(ガングリオン)の原因や症状・治療方法などを掲載。
手首にしこりができた場合やしこりに痛みがある場合は、ガングリオンかも知れません。
きちんとした症状を確認した上で、正しい治療方法や再発防止方法をとりましょう。
ガングリオンとは?
ガングリオンは「ガングリオン嚢胞」と呼ばれる良性の腫瘍ができたもの。
関節付近にできやすい、ゼリー状で弾力のあるできものである。
日常生活に痛みなど支障がない場合は放置していても自然に治る場合もあるので心配ありません。
ガングリオンの具体的な症状
主に手首の付け根あたり(親指下の手首の部分)にできやすく、
パチンコ玉のサイズ〜ピンポン球のサイズまでの大きさの症例があります。
弾力も柔らかいもの〜硬いものまであるので、このサイズでこの硬さがガングリオンとは断定しにくいが、
痛みなどがない場合は概ねガングリオンだと推測されます。
神経が通っている場所付近にできている場合、
神経を圧迫して痛みを伴う場合があります。
ガングリオン(手首のしこり)の原因は?
具体的な発症の原因は現在の医療でもはっきりとはしていませんが、
主に若い女性や手首を良く使う人に発症することが多い。
ブレイクダンサーだと、チェアーの練習や縦系(逆立ち)の練習などでできる例が多々あります。
ガングリオンが痛い場合
ガングリオンができた場合、一般的な生活だと特に痛みはなく支障がないことも多いのですが、
日常の動作や運動時に痛い場合は、神経を圧迫していることが多いので、
なるべく運動せずに安静にしましょう。
痛い場合や支障がある、また見た目的にも不恰好であれば、
きちんとした治療で簡単に取り除く事ができることが多いので、そちらをおすすめします。
ガングリオンの治療方法
ガングリオンは、放置しておいても自然に治るものこともあるので、
無症状(痛みがない)の場合は放置していても大丈夫。
ただ、ガングリオンは再発しやすいものでもあるので、
痛みや生活・動作に支障がある場合は次の治療方法を考えましょう。
※病院で受診する場合は整形外科を選択しましょう。
穿刺治療
※少しグロテスクなので、苦手な方は見ないように。
注射針などを使用して内部のゼリー状のものを抜き取る方法。
比較的簡単で、一度で終わりますが、麻酔時の痛みなどを伴います。
除去手術
※少しグロテスクなので、苦手な方は見ないように。
症状が重かったり穿刺治療でも取れない場合などは、切開して取り除きます。
どの治療方法も再発の可能性はありますが、手術の場合だと、
ガングリオンの大元になる膜を取り除くので、再発の可能性はかなり低くなります。
圧迫治療
押しつぶしてガングリオンを散らす治療方法。
痛みを伴わない場合などに、きちんとした医療従事者がやることで有効な手段になります。
絶対に自分で潰すことは危険なのでやめましょう
よくガングリオンができた場合、自分で潰して治したという方も多いと思いますが、
神経などの近くにできていた場合、自分で圧迫して潰すことは神経を傷つけてしまったりする恐れがあるので、
必ず治療の際は整形外科並びに整骨院などに行って受診してもらいましょう。
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