今年で27回目を迎えるbattle of the year(boty)の歴史の中で、
最も歴史に残るベストショー3つと、
最も歴史に残るベストバトル3つをご紹介します。
BATTLE OF THE YEAR(boty)とは
超有名なブレイクダンスの世界大会
battle of the year(boty)も今年で27年目を迎える、
世界最大規模のブレイクダンスの祭典です。
世界大会の中でも歴史が古く、開催規模も非常に大きな大会です。
各国でbattle of the year(boty)の予選があり、
予選を勝ち抜いた優勝チームが
本戦(ドイツ)のbattle of the year(boty)finalへの切符を掴めます。
詳しくはこちら↓
本戦・予選共に、ショーケースでの審査後、
チームバトルでの勝ち抜きトーナメントとなります。
battle of the year(boty)は、バトルでの優勝以外にも、
ベストショーというタイトルが、優勝とは別で存在します。
日本では過去ベストショーは数度獲得しているものの、
バトルでは準優勝までが限界でしたが、
近年、優勝を手にするまでに至りました。
battle of the year(boty)史上、歴史に残った名ベストショー
開催年毎に、boty本戦への予選審査であるでショーケースが秀逸だったチームに贈られる、
ベストショーの中でも、さらにbotyの歴史上の中で、
秀逸だったと思われるショーケースBEST 3を紹介したいと思います。
boty 2005 一撃ショーケース
これを紹介せずして、他のショーケースは紹介できません。
選曲のセンス、ショーケースの構成、
一撃というチームのオリジナリティの高さ、
全てにおいてズバ抜けたショーケースだと思います。
メンバーのkatsuが、DJをやるフリを曲に合わせて行いながら、
あたかも舞台上がターンテーブルのようになっているように見せ、
グルーブ感を演出するショー構成となっています。
今現在でも、ブレイクダンスのショーケースで凄いものをあげろと言われると、このショーケースをあげる人が多いのではないでしょうか。
特にショーケース終盤でのLINKIN PARKのnumbをremixした曲でのkatsuの音ハメや、
SINの周りすぎるロングドリルなど、見どころが満載すぎて感動します。
boty 2014 Fusion MCショーケース
個々のスキルの高さを十分に生かし、
ショーケースでも見せつけ、ベストショーに輝いたショーケースです。
全体的な構成として、非常にスピード感のある演出を、
舞台を広く使って、見せ方に拘ったショーだと思います。
ソロムーブとルーティンもスキルフルなものが多く、
ショーケースならではの派手さがあって面白いです。
ソロムーブ中も全体でのグルーブ感を大事にしてるので、一体感が半端無いです。
技の完成度・スキルの高い韓国だからこそできるショーケースではないでしょうか。
boty 2009 All Areaショーケース
ブレイクダンスという文化を知り尽くしている
日本人が集まったショーケースと言っても過言ではないでしょう。
特に、ALL AREAのbboy Katsu1は、海外のbboyとの交流が古くからあり、
日本では浸透していないブレイクダンスの文化なども幅広く、深く熟知しているので、
なおのことショーケースの構成が、ブレイクダンスとは何か?
どんな文化なのか?というメッセージ性も込めた構成のショーケースになっていると思います。
ショーケースの構成自体は、ギャング同士の抗争という場面から始まり、
歴史にあるように、ダンスでバトルして勝負をつけようという流れを演出したものになります。
しっかりと衣装も赤と青のカラーギャングのようにわかりやすく色分けされていたり工夫が施されています。
ベーシックなトップロック・フットワークでのルーティンが高いレベルで施されていて、
ショーケースとしてはシンプルな内容ですが、個々のレベルが高いので、
ソロパートや各ルーティーンなどのクオリティがめちゃくちゃ高いです。
ストーリー性・見せ場のメリハリがしっかりしてるので、
ブレイクダンスをあまり知らない人も楽しめるショーケースの内容だと思います。
battle of the year(boty)史上、歴史に残った名バトル
botyの歴史の中で、日本での本戦、世界本戦・優勝など問わず、
白熱したバトルだと思った名バトルのBEST 3を紹介します。
チームバトルでの醍醐味、ルーティンやコマンドー、
ソロムーブのレベルの高さや勢いの乗せ方や流れなど、
様々なポイントを加味して選出しました。
THE FLOORRIORZ (JAPAN) VS MELTING FORCE (FRANCE)
日本人チーム2年連続優勝という偉業を成し遂げた、
このバトル無くして名バトルは語れません。
battle of the year(boty)ならではの熱いルーティーンの掛け合いや、
ハイレベルでの駆け引きなどは、チームバトルでは勉強になることばかりです。
開始序盤からチーム同士のルーティンの掛け合いが始まり、
最初の勢い・流れをいかに掴むか?という主導権の握りあいからスタート。
ほぼ中盤に差し掛かるまでお互いにルーティン合戦となっていました。
途中、ソロムーブが続きましたが、再度日本チームがルーティンを仕掛け、
勢いに乗せて主導権を握った印象です。
にしてもTHE FLOORRIORZはオリジナリティもファンデーションも
高いレベルのbboyの集団だなと思わせられる内容です。
BOTY 2006 – FINAL – VAGABONDS (FRANCE) VS. LAST FOR ONE (KOREA)
ブレイクダンスの時代背景的にも、パワー&スキルが重視されていた時代だけあって、
パワー&スキルムーブで決める・見せる、という応酬が強い印象。
基本的にソロムーブが少ないバトルなのでは?と思います。
ルーティーン合戦が多く、チームバトルとして戦略的な一面も見られる名バトルでしょう。
個人的にはVAGABONDSのルーティーンの完成度高過ぎなバトル内容です。
LAST FOR ONE も息ピッタリすぎるルーティーンのやり返しもめちゃくちゃ見所があって楽しめます。
THE FLOORRIORZ vs MORTAL COMBAT_FINAL BATTLE_BATTLE OF THE YEAR 2015 JAPAN
boty本戦ではなく、あえて日本の決勝を選びました。
日本代表をかけての意地と意地の張り合い、
また絶対に勝つという両チームの熱い思いが伝わってくるバトルだと思います。
個々のレベルとしても高い技術を持っているFLOORRIORZに対し、
モータルコンバットは要所要所をチームのルーティンでしっかり返すといったバトル運びなども、見所です。
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